長崎 軍艦島 EOS 6D

Canon EOS 6D, EF 17-40mm F4L USM, DxO FIlmpack4 Lomography X-Pro Slide™ 200
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長崎県長崎市 端島(通称・軍艦島)クルージングツアーに参加してきた。

熊本県からバスツアーで参加して、バス・船・バス・船の連続で、ほとんど移動で疲れてしまった気がする。それをもってしても、いどってきてよかったなあと思えるインパクトが有った。損傷、というより崩落が激しいため、建物内を散策することはもちろん、220メートルの決められた区画内以外は観覧できない。堤防が割れて砕け散って瓦礫として転がっていた。波が荒く危険性が高い場所なので、無事に揚陸できてラッキーだった。遠目に見ても、十二分に見応えがあった。

Canon EOS 6D, EF 17-40mm F4L USM, DxO FIlmpack4 Lomography X-Pro Slide™ 200
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三菱財閥が島を買い上げて社有地として軍艦島を作り始めたのが戦前。その後国の政策によってエネルギーの原料が石炭から石油へとシフトし、閉鉱とともに軍艦島から人々が去っていった。

それから四十年。誰もメンテナンスを続けなかった廃墟が風雨と荒波にさらされ続けて、自然劣化でボロボロの瓦礫の島になってしまった。落ちているのは、建物や堤防の残骸で、漂流物ではない。

Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, DxO FIlmpack4 Lomography X-Pro Slide™ 200
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これは鉱夫が海底にもぐるときの建物だった場所だという。

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建物の残骸の、階段部分をズームアップした写真だ。

この場所は何かというと、地下600m(とうきょうスカイツリーレベルの高さ)に下るためのエレベーターのような昇降機があった場所だそうだ。右上の部屋で、火のつくようなものをもっていないかボディーチェックしたという。高所からの急降下で気を失う鉱夫も居たらしい。地下はるか600m下ったあと、さらに2.5kmほど歩いたところに、ようやく炭鉱の入口があった。そこまで辿りつけずに、体調を崩す鉱夫も多かったらしい。鉱夫の仕事の中には、具合の悪くなった同僚を看病することも含まれていた。

階段の下のほうが黒くなっているのは、劣化ではなく、鉱夫たちの靴底についた炭のあとだ。炭は物質的に安定しているので、あまり風化せずに残る。この階段を登って行って、却って降りてこられなかった人の存在に思いを馳せた。

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完全に錆び果てた鉄の残骸。

この光景は、東日本大震災の津波のガレキに似ているらしく、現地の人が見るとなかなかつらい気持ちが蘇ってくるそうだ。一度も被災地どころか福島に足を踏み入れたことが無いため、空想上のイメージしかなかった。例えば旅行から帰ってきて自分の家がこの軍艦島のようになっていて、見る影もなくなっていたら、と思うと、わずかにだが想像できた気がした。

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当時で日本最大規模・日本初と言われる集合住宅。
いまではボロボロになってしまっているが、在りし日は1500名が暮らしたという。

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観光ツアーなので、ダークな部分にはあまり多くは触れなかったが、炭鉱の鉱夫たちの中には、日本人だけでなく、外国人も居たという。軍艦島の鉱夫は、九州の地元の人々ではなく、全国各地から集められた人だという。そのほとんどは稼ぎのために、家族のために、と過酷な労働に赴いたという。そうでない人は、どこか脛に傷を持つ人だったのかもしれない。三菱の社用地であるため家賃もかからず、賃金は食費にしか使わなかった。そのためテレビや洗濯機などの家電製品がいち早く普及したほど裕福な暮らしはできていたようだ。

映画『カイジ』では、借金で首が回らなくなった連中を集めてギャンブルをやらせ、負けたら核シェルター建造の現場、通称「地下帝国」で強制労働させるシーンがあった。現実にどこの時代・どこの場所でも強制労働はあって、強制でないにしても、そこでしか生きていけない人たちを社会の中で作り出し、時代が変わったら放置される……大阪や浅草や横浜のある区画のことを思い出した。

時代に忘れられ40年放置されたらコンクリートもガレキになる。

何かの表紙に行政や人間社会が崩壊したり人類が絶滅したりしたあとは、コンクリートはいずれガレキになって、金属製品はサビだらけになり、雑草が生えて、地球はこうやってだんだんと荒れ地になっていくんだなあと想像して、社会のありがたみを感じた。

人類は40年後に宇宙旅行に行ける気もするし、40年経ってもうつ病が減らないような気もしている。はてさて。

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